cygwinにboostインストールメモ

・前準備
boost 1.35.0ではmpiが使えるようなのでcygwinにmpich2をインストールしてみた。
Pythonが入ってないとconfigureで失敗するので入れておく。
普通にソースコードをゲットして
./configure
make
make install
でインストールできた。
自宅に一台しかPCが無いので複数マシンでmpich2が使えるかは不明。

Boost Iostreamsのbzip2で圧縮/解凍するfilterを使うにはlibbz2-develが必要っぽいのでインストールしておく。

・boostをconfigureする。
以下のファイルの改行がCR+LFになっているためにCygwinではそのまま実行できないので
vim等を使って改行コードをLFへ変換する。
configure
tools/jam/src/build.sh
次に
./configure
を実行

次に
user-config.jamに
using mpi : mpicxx ;
でMPI wrapper compilerの名前を指定する。(configureで自動的に見つけてくれない)

Cygwin上のg++ではwide charは使えないので
libs/serialization/build/Jamfile.v2
のSOURCES=の中のcodecvt_nullの行を削除する。

・ビルドする
make

Serializationのwchar_t関連のファイルでコンパイルエラーがでるが他のライブラリがコンパイルされていれば大丈夫だろう。
bin.v2/lib/以下のディレクトリにビルドされた各ライブラリがあるので確認しておこう。

・インストールする。
make install
./configureしたときに--prefixを指定していなければ/usr/local下のinclude,libにインストールされる。