GPUPPURayでレイトレーシングで環境マップ

gpuppur2007-01-16

GPUPPURayを使ってレンダリングした画像のキャプチャです。
GPUPPURayではレイトレーシング法でレンダリングしているわけですが、キャプチャ画像ではレイトレーシング法によって反射を計算しているわけではなく環境マップを使って擬似的に反射を表現しています。
もし、反射レイをキャストして真面目に反射を計算していれば、CPUの計算負荷が増えて処理がかなり遅くなります。
しかし、環境マップの場合では環境マップに関連する処理のほとんどはGPUで行なわれています。GPUPPURayはCPUでの計算がボトルネックになっているのでGPUの処理だけを増やすことによって、全体の処理速度をあまり落とさずに環境マップを実装することができます。

環境マップの場合、テクスチャのUV座標は法線ベクトルから計算するのでGPU内で求めることができます。ですのでGPUPPURayでは頂点毎にUV座標を指定するようなテクスチャマッピングはまだ実装していないのですが、環境マップは実装することができます。